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2012-12-31

自著短評2012年分

いつも告知記事ばかりというのも味気ないので、自分の備忘録がてら今年発売された自著について、少し語らせていただきたいと思います。

まずは一冊目。


クーマゾ!2 しつけてお兄ちゃん (二次元ドリーム文庫217)クーマゾ!2 しつけてお兄ちゃん (二次元ドリーム文庫217)
(2012/03/15)
栗栖ティナ

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3月発売、二次元ドリーム文庫217の「クーマゾ!2 しつけてお兄ちゃん」。

タイトルどおり、2010年に発売された「クーマゾ! しつけて生徒会長」の続編となっています。
といっても内容的に前作で完結してしまっているので、そのままのキャラでお話を続けても「おまけ」にしかならない。
そんなわけでヒロイン、主役とも入れ替え。世界観(舞台となる学園)だけ共通という形を取らせていただきました。
前作のキャラ達をどう扱うかというのが、わりと悩みどころでした。
存在を匂わせる程度にするのか、それとも話に絡ませるか。
せっかくの続編ですし、どうにか生かしたい。その気持ちが強く、「アドバイザー」として参加という形を取ることに。
登場してエッチシーンがまったくなしというのも味気ない。かといって本作のヒロイン、奏ちゃんのシーンを削りすぎても本末転倒。
この辺りのバランス取りにも随分苦労した気がします。

表紙の方は、一巻以上に過激ですね。
最初観たときは「これを文庫で出して大丈夫なのか?」と不安になりましたが、書店さんでは危ない落書き部分がちょうど帯で隠れる形になっていて、編集さんの戦略お見事!と感動した覚えがあります。

いずれ三巻も……っ!
そのときもおそらく、同じ学園で繰り広げられる別の「クールでマゾ」なヒロインのお話になると思います。
……この学園、よく訓練されすぎた女生徒が何人いるんだ。

ちなみにおまけとして配布された小冊子の内容について。
夢が現実かは、読者の皆様のご想像にお任せしますということで。
わりとぶっ飛びすぎた内容でハードだと思い、あえて本編では外させていただきました。

まあ同じようなことを本編でそのままやってしまった作品を、この数ヶ月後に出してしまったわけですが。



俺のフラグはよりどりみデレ3 (あとみっく文庫 47)俺のフラグはよりどりみデレ3 (あとみっく文庫 47)
(2012/06/27)
栗栖ティナ

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二冊目は6月発売。私初のあとみっく文庫作品「俺のフラグはよりどりみデレ」完結巻です。
当初からだいたい三巻を目処にと考えていたので、その予定通り仕上げることができました。
売り上げ次第では打ち切りということで、なんとかこの物語を「幸せな結末」までみなさんにお届けしたいと願っていましたが、それを無事に果たせてホッと一安心。

最後の巻に大きな山場を持ってきたいと考え、色々な複線をあえて残したままにしてあったのですが、それを一気に片付けるのに思ったより手間取りました。
さらにそれぞれのヒロイン達とのシーンも描きたいし、バトルも描きたい。
今までにも増してページ数で苦労し、初稿を提出する前段階で相当削りまくったのを覚えています。
その分、無駄なく濃厚にまとめられたかなと思いますが、いかがでしょうか。

三巻続いたということもありますが、総勢8人のヒロインは過去最多。
作者的にどの子も非常に思い入れがあるのですが、特にお気に入りはやっぱり詩音でしょうか。
元々、ヤンデレヒロインが描きたい!というところから始まった企画だったので、思う存分突っ走らせていただきました。

予想以上に活躍してくれたのは、「ヤンキー」属性の樹里ですね。
実は当初の企画ではヒロイン数は現状の半分くらいで、彼女も一巻冒頭で詩音に倒され、それでフェードアウトという予定でした。
それが脇役として、途中から相棒ポジションになった絵里奈共々、話をいい具合に盛り上げてくれる欠かせないキャラに育ってくれ、作者としても嬉しい限り。
読者の皆様からもご好評だったようです。

一応、彼女の大勝利という形になったものの、まだまだ恋の闘争は続きそう。
その辺りの外伝も、なにかの機会で皆様にお届けできればと考えています。



急募)美少女達のフラグをへし折り、委員長を辞める方法 (一迅社文庫)急募)美少女達のフラグをへし折り、委員長を辞める方法 (一迅社文庫)
(2012/10/20)
栗栖 ティナ

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KTCさん以外から初の著作となる「急募)美少女達のフラグをへし折り、委員長を辞める方法」です。
自分で書いてても思いますが、長いタイトルですね。
編集さんとのやり取りでは、「急募)」と訳してました。短くしても「)」は残してあるのがポイント。
あとがきにも書いたとおり、この「)」を思いつくまでが本当に長かったです。

内容は面倒くさがり(消極的)だけど、なんだかんだ「いい奴!」な主人公が、女の子達に振り回される。
「俺のフラグはよりどりみデレ」や「クーマゾ!」なんかもそうですが、基本的にこういう設定が大好きなようです、私。

そういえば作中では護がどうしてああなったのか触れることができませんでしたが、そこはまたなにか機会があれば。あまり暗く、重くしたくないなと思い、意図的にカットしてしまいました。

本作のお気に入りは、やはり表紙を飾っている聖夏ちゃんですね。
突っ走るタイプだけど、根は素直。
暴走しっぱなしのツンデレは正直少し苦手なのですが、こういう無邪気さがあると許せてしまいます、個人的に。

初のエッチシーンなしの本と言うことで色々と勝手が違い、久しぶりにデビュー当時を思い出してしまいました。



あねボテ お姉ちゃんとママの孕ませレッスン (二次元ドリーム文庫 241)あねボテ お姉ちゃんとママの孕ませレッスン (二次元ドリーム文庫 241)
(2012/11/14)
栗栖ティナ

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そして最後は11月発売となった、二次元ドリーム文庫241「あねボテ お姉ちゃんとママの孕ませレッスン」です。

内容はもう完璧にタイトルそのまま。私の著作の中でも、一番ストレートにタイトルで内容を理解していただける作品だと思います。

今までやったことがない、それでいてなにか面白そうな王道ジャンルはないか。
そんなコンセプトで思いついたのが「おねショタ」でした。

それだけではちょっと弱いと、もうひとつ別の人気属性「孕ませ」を混ぜた、豪華二点盛り。お楽しみいただけましたでしょうか。

担当編集さんがおねショタ好きということで、色々とこだわりのご指摘をいただきました。
おかげで、おねショタ好きの方には満足していただける内容になったかと思います。

そういえば編集さんに突っ込まれて気づいたのですが、今年のKTCさんで出した三冊、全部血縁ヒロインが登場しているんですよね。
近親相姦好きというか、ぶっちゃけ姉妹大好きなんです! それも「義」がつかないの。


というわけで今年の著作は四冊。
今まで年に二冊(二次元ドリームノベルズ「ネイト・サーガ」連載時は一冊)だったので、実に倍ですね。
作家さんが年間に出す冊数としては平均だと思いますが、今までがスローペースだっただけに色々と手間取り、編集の皆様にはご迷惑をおかけしてしまいました。ここで改めてお詫び申し上げます。

来年は今年の経験を生かし、同じくらいのペースで皆様に作品をお届けできればと考えています。
(既に企画はいくつか進んでいるので、暖かくなることにはなにか発表できるかと!)

ますますのご声援、よろしくお願いいたします。
では、良いお年を!!




プロフィール

栗栖ティナ

Author:栗栖ティナ
主にジュブナイル官能小説を扱っております。
ノベルズ、ゲームシナリオ等文章関係のお仕事のご依頼は、
khaosmama@yahoo.
co.jpまで。

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